Googleの検索で自分の名前を入れると身に覚えのない犯罪行為が表示されるとして、ある男性が削除を求めて裁判を起こしました。2013年4月16日、東京地裁は男性の名誉毀損を認め、Googleに対して検索表示の差し止めと損害賠償を命じる判決を下しました。この「サジェスト機能」をめぐる訴訟は世界中で後を絶ちませんが、国内では初めてGoogle敗訴の司法判断が下されました。
個人名で検索したら、犯罪名が!
自分の名前に、身に覚えのない犯罪が紐づけられる
裁判からさかのぼること数年前、原告男性はGoogleで自身の実名を入力すると、フルネームに続いて犯罪行為を連想させる単語が検索候補の一つとして表示されることに気づきました。その検索候補を選択すると男性を中傷する記事にたどり着きました。
内定取り消しの被害
この身に覚えのない犯罪への容疑により、男性は勤務先の会社を退職せざるを得なくなり、その後の就職活動でも内定を取り消されるなどの被害を受けたといいます。 途方に暮れた男性は調査会社に調査を依頼。するとインターネット上に、検索候補に出てくるキーワードを含む男性の中傷記事が、なんと1万件以上も存在することが発覚したのです。