Googleのせいで被害が拡散
Googleに対応を求める
男性は中傷記事が掲載されたサイトに対して削除を求める一方で、膨大な量のサイトについて個々に対処することに限界を感じました。そして、「Googleが検索候補として犯罪名を表示することで、被害が大きくなっている」として、Googleに対して検索候補の削除を求める仮処分申請を行いました。
社会的評価をつくる「サジェスト機能」
争点となったのは、Google検索に採用されている「サジェスト機能」と呼ばれるもので、検索ワードを入力すると、それに関連すると考えられるキーワード候補が自動的に表示される仕組みです。
生活に支障が出る
一般的なキーワードが表示されるだけならば検索の一助となりますが、人名や企業名などの固有名詞とともに「訴訟」「容疑者」「ブラック」といった社会的評価の低下につながるキーワードが表示されることがあり、その負の影響力ははかり知れません。
Googleに削除の仮処分命令
東京地裁は2012年10月、男性の訴えを認め、プライバシー侵害を理由にGoogleに対して問題の検索候補の削除を求める仮処分を下しました。しかし、Google側は「機械的に抽出された単語を並べただけでは、プライバシーの侵害には当たらない」と主張。決定には従わない考えを示しました。